2025年11月18日の引け後、宝飾や時計、バッグなどを販売するハピネス・アンド・ディ(3174)から株主優待制度の変更が発表されました。
優待制度の変更内容
従来の優待制度(2025年8月権利まで)
【2月権利:以下2点を進呈】
・自社店舗、公式通販サイト10%割引券
・自社選定商品
【8月権利:以下2点を進呈】
・自社店舗、公式通販サイト10%割引券
・自社店舗で使える2,000円優待券
※割引券、優待券は保有株数に応じ枚数が異なる。
今後の優待制度(2026年2月権利より)
毎年2月末権利でプレミアム優待俱楽部のポイント進呈。
| 保有株数 | 進呈ポイント数 |
|---|---|
| 100株以上 | 2,000ポイント |
| 200株以上 | 3,000ポイント |
| 300株以上 | 5,000ポイント |
| 400株以上 | 10,000ポイント |
| 800株以上 | 20,000ポイント |
| 900株以上 | 30,000ポイント |
| 1,000株以上 | 50,000ポイント |
※ポイントの持ち越しは出来ません。

出た、プレミアム優待倶楽部への変更!しかも1000株で一気に豪華になるので、1000株買えと言う事ですね!
管理人のコメント:怪しすぎるでしょ
ここで業績と財務を確認しましょう。
直近の業績は赤字。今期も最終赤字予想です。


そして自己資本比率に至っては何と2%!!

なのにこんな豪華な優待制度にしたい理由は何なのか。
それは「MSワラントの行使」でしょうか?

過去の適時開示を確認すると、2025年11月4日に割り当てられているワラント(第13回新株予約権)があるようですが、これを高く行使する(つまり少しでも多く資金調達をする)ために株価を無理に上げていきたいのかな?
そして、第11回・12回の新株予約権は行使価額が712円と1,500円となっており、株価が低迷している現状で全く行使されていません。


あわよくば、株価がグーンと上がればこちらも行使できる可能性がありますもんね?
今回の適時開示では、優待制度変更の理由として「株主優待券を利用できる店舗が減少し…」とありますが、これを正直に受け止める方はどの位いるのでしょうか?

資金調達のために背に腹は代えられない、そんな感じがします。
株式データ
※2025年11月18日現在のデータです。
【株価】
594円

【年間配当予想】
0円
【優待権利確定月】
2月
【配当+優待利回り】
8.42%
※1,000株保有時。
