2023年8月10日の引け後、ワンマンバスの運賃箱や整理券発行機の製造・販売などを手掛ける小田原機器(7314)からちょっと驚きの増配&株主優待導入の発表がありました。
まずは増配情報
小田原機器の年間配当は2016年12月期以降1株あたり年間15円で安定していました。
それが2023年12月期は24円にUP!
加えてこんなお知らせが出ています。
1株あたり15円を安定配当とし、配当性向30%もしくはDOE(株主資本配当率)2.0%の大きい方を採用という事です。
DOE(株主資本配当率)=年間配当総額÷株主資本×100(%)
株主資本とは:貸借対照表のうち純資産にあたる部分の一部。資本金や資本剰余金、利益剰余金、自己株式(これはマイナス)などを指す。
なお2023年6月30日(第2四半期会計期間)における株主資本は約33億8,300万円です。
この数字を元にDOEを2%とすると配当総額は約6,760万円。
そして小田原機器の発行済株式は四季報によると3,146,000株なので、
67,600,000円÷3,146,000株=約21.49(円)
DOE2.0%とする場合、21円~22円の配当となりそうでますね。
次年度以降、株主資本が横ばいとすれば20円ちょっとの配当が頂けそうですね。
素人のコメントなので考え方や計算が違う場合はご容赦ください。
豪華な株主優待も開始!
増配だけでもなかなかのインパクトなのですが、更に凄いのが株主優待の新設です。
【株主優待の内容】
毎年12月末権利でクオカードを進呈。
100株以上:2,000円分
500株以上:3,000円分
2023年8月10日の終値が566円なので、その株価を当てはめると優待利回りだけで3.53%!
豪華で株価も手ごろなので多くの個人投資家が集まって・・・その後の展開が心配になっちゃいますね。
株式データ
※2023年8月10日現在のデータです(増配・優待新設を加味)
【株価】
566円
【年間配当予想】
24円
【配当利回り】
4.24%
【優待権利確定月】
12月
【配当+優待利回り】
7.77%
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