2021年7月19日、ユニプレス(5949)とフジシールインターナショナル(7864)より株主優待制度の変更のお知らせが出てきました!
どちらもタイトル通り、優待クロスの対策ではないかと考えています。
ユニプレスの優待制度変更について
ユニプレスに関しては、頂ける優待自体は変わらず「株主優待ポイント」ですが、付与条件が変更となります。
従来の優待制度(2021年3月権利まで)
保有株数/期間 | 1年未満 | 1年以上 | 3年以上 |
---|---|---|---|
100株以上 | 1,000P | 2,000P | 3,000P |
1,000株以上 | 2,000P | 3,000P | 4,000P |
3,000株以上 | 3,000P | 4,000P | 5,000P |
今後の優待制度(2022年3月権利より)
保有株数/期間 | 1年未満 | 1年以上 | 2年以上 | 3年以上 |
---|---|---|---|---|
100株以上 | 0P | 1,000P | 2,000P | 3,000P |
300株以上 | 1,000P | 2,000P | 3,000P | 4,000P |
500株以上 | 2,000P | 3,000P | 4,000P | 5,000P |
恐らく100株保有の方が多いのでそれに絞って変更点を説明すると、
・1年未満では株主優待がもらえなくなった
・1年以上~2年未満保有時のポイント数が2,000P⇒1,000Pに減少
以上のようになります。私の場合は次の優待権利で保有歴1年ちょっととなるので、本来2,000P頂けるはずだったのにあと1年は1,000Pで我慢と言う事に。なので基本的に改悪ですね。
株式データ
※2021年7月19日現在のデータです。
【株価】
943円
【年間配当予想】
20円
【配当利回り】
2.12%
【優待権利確定月】
3月
【配当+優待利回り】
最大5.30%
※100株を3年以上保有時。
フジシールインターナショナルの優待制度変更について
こちらの優待制度はクオカードの進呈。やはり頂ける商品に変更は無いですが、保有期間と株数による進呈額に変更が入っています。
従来の優待制度(2021年3月権利まで)
保有株数/期間 | 1年未満 | 1年以上 | 3年以上 |
---|---|---|---|
100株以上 | 2,000円 | 3,000円 | 5,000円 |
1,000株以上 | 5,000円 | 8,000円 | 15,000円 |
今後の優待制度(2022年3月権利より)
保有株数/期間 | 1年未満 | 1年以上 | 3年以上 |
---|---|---|---|
100株以上 | 0円 | 3,000円 | 5,000円 |
1,000株以上 | 0円 | 10,000円 | 20,000円 |
やはり100株保有の方が多いと思いますが、フジシールの場合株数によらず1年未満の保有時は株主優待クオカードが頂けない事となります。ただ1年以上保有の場合は変更な。
そして1,000株以上保有の方にとっては1年以上で従来より頂けるクオカードの量が増額となります。
株式データ
※2021年7月19日現在のデータです。
【株価】
2,196円
【年間配当予想】
35円
【配当利回り】
1.59%
【優待権利確定月】
3月
【配当+優待利回り】
最大3.87%
※100株を3年以上保有時。
管理人のコメント
今回のように1年未満保有で優待がもらえないと、新規で株を買おうとした場合に「優待がもらえるのは1年以上先か~」と思って二の足を踏んでしまいがちですね。
ただこの間瞬間株主に対する対策は強化されていますし、企業によっては株主総会等で突き上げられるシーンもあるので仕方ない流れなのでしょう。
一度優待を改悪した銘柄は再度改悪する傾向がありますが、クロス対策をした場合はどのように推移していくか…見守りたいと思います。
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