2024年より株主優待制度が新設された不動産銘柄のデュアルタップ(3469)。
6月決算銘柄のため9月に株主優待招集通知が届くのですが、豪華な優待だったのでどの位株主が増えたか気になっていたところ・・・??
まずはデュアルタップの優待内容と発表前後の株価をおさらい
2024年4月8日に新設が発表された優待制度。その内容はこちら。
毎年6月末権利、100株以上保有で4,000円分のクオカード進呈。
更に100株以上を1年以上保有で1,000円分を追加(合計5,000円分)。
そしてこの優待制度発表当時の株価は413円でした(下のチャートは発表直前の1年チャート)。
つまり1年以上保有だと、優待利回りだけで10%を超える計算ですね。
・・・となると黙っていないのが優待族を中心とした個人投資家。その後一気に株価は駆け上がりました。
記事作成時点では少し落ち着き約1,000円前後を推移していますが、それでも優待導入前の2倍以上の株価ですね。優待利回りは約5%弱となっています。
株主数が10倍以上に!
さて話は戻り、株主総会招集通知に記載されていた株主数を確認しましょう。
それがこちら。
ん??
12,254名増えて13,428名!?
つまり1年前は1,174名だった株主数が11.4倍に増えた事となります。
なおデュアルタップの発行済株式数は約3,456,900株。今回増えた個人株主が全員100株ホルダーだと仮定すると、35.4%の株式が買われていったことになりますね。
これ、ほぼ第一位株主の保有数(1,235,000株)と同じですよ。そりゃ株価も一気に上がるわけです。
ただこの優待で少なくとも50,000,000円の費用が掛かる訳で…2025年6月期の最終利益予想が1億円と考えるとどれだけの負担かある程度想像できますね。
逆に優待廃止なんてされたら大変な事になりそうだな。
株式データ
※2024年9月19日現在のデータです。
【株価】
1,019円
【年間配当予想】
12.5円
【配当利回り】
1.23%
【優待権利確定月】
6月
【配当+優待利回り】
6.13%
※100株を1年以上保有時。
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