一般的に廃止されやすい株主優待と言うとクオカードやギフトカード、カタログギフト、それとプレミアム優待倶楽部!というイメージが強いですね。
そんな中で比較的安定感のある自社商品系の株主優待ですが、2023年7月10日に出てきた優待の廃止はその自社商品が対象。結構意外で打撃を受けた方も多そうです。
ワッツ(2735)株主優待廃止
ワッツと言えば100円ショップ業界第4位の企業。
株主優待は毎年8月権利、200株以上の保有で自社通販「ワッツオンライン」で使える2,200円分のクーポンコードが頂けるというものでした。
ただし今回の優待廃止により【2022年8月権利が最後】、つまり2023年8月権利以降は優待がいただけない事になります。
200株が優待の条件なので、ホルダーさんはダブルで厳しい結果です。
そう言えばここ、2021年から優待の進呈条件が100株から200株に変更されたなぁ。
比例して優待品も2倍(3年未満保有時。3年以上の場合は変わらずなので実質改悪?)となりましたが、あれば株主数と同時に優待の負担を減らすための工夫だったのか・・・?
で、思ったように減らないし業績も思わしくないので廃止したのかな~と勝手に想像しちゃいそうです。
管理人のコメント
今回ワッツは株主優待の廃止と同時に業績予想の下方修正と自社株買い・自己株式の消却も発表しています。
優待廃止・下方修正のショックを埋めるために自社株買いをする形でしょうか。
ただホルダーさんからすると「もっと頑張れよ!」と思う一言もありました。
今後は「配当による利益還元に集約」とのこと。
ワッツの株主還元に関するページにも「安定した配当を継続して行うことが、株主の皆様への利益還元であると考えています」とありますね。
しかし増配発表は無し!下方修正だから仕方ないですが…
PBRは1倍を切る水準となっているワッツ。今後の増配はあるか要注目??です。
株式データ
※2023年7月11日の夜間PTS終値で計算しています。
【株価】
625円
【年間配当予想】
15円
【配当利回り】
2.40%
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