豪華株主優待、1年で改悪！改悪後に宿泊優待券が使える施設も調べてみた

2025年12月22日のお昼に、大分県を中心に不動産事業を展開するグランディーズ（3261）から株主優待の改悪が発表されました。

この銘柄は豪華株主優待を出していますがその理由が分かりやすく、そして改悪の理由が正直すぎる！

ま、そうせざるを得ない状況があったのでしょうけど。

株主優待の改悪内容

従来の優待制度（2025年12月権利まで？）

毎年6月・12月末権利、500株以上保有でデジタルギフト各15,000円分を進呈（年間30,000円分）。

今後の優待制度（2026年12月権利より）

毎年12月末権利、500株以上保有で自社グループの宿泊施設の優待券30000円分を進呈。

↑「2026年12月末基準より適用」とあるのでパッと見26年6月もいけそうな感じがするような？しかしその後「25年12月末基準日の株主優待に…」とわざわざ記載されているので26年6月は出ないでしょうね。

改悪の理由が「えっ？」

今回株主優待を変更する理由、それは「株主数が増えすぎた事」。

上場株式が400万株そこそこしか無いといえど、年間3万円分もデジタルギフトを出したらそりゃ株主数は増えるでしょう。900名にしかならないなんてあり得ません。

しかも業績予想が赤字転落となったので優待改悪不可避ですよね。良く廃止にならなかったものです。

過去の事例から豪華な優待を出せば大幅に株主数が増えるのは明らか。後先考えない制度は作らないでほしいものですね。

優待を豪華にするしか無かったのでしょうね

後先考えない制度は作らないでと書いた私ですが、この銘柄がこんな優待を出したのには理由があったはず。

それが新株予約権の行使。

私の過去記事（グランディーズの優待新設）で「恐らく新株予約権行使が目的」と触れたのですが、予想通り新設後に速攻行使されていますね。

新設前の株価では新株予約権の行使が出来なかったので、やはり無理やり株価を上げて行使・資金調達する必要があったのでしょう（多分）。

改悪後の優待でもらえる宿泊券はどこで使える？

ここで気になるのは改悪後の優待である宿泊券。株価があまりに安くなるようなら魅力が出ますが、実際どこで使えるのでしょう？

湯布院駅から徒歩数分の温泉宿や博多駅から徒歩数分のホテル…？

社長のブログから辿ってみたところ、、

そんなに高くないのはGoodですが、上記のURLから口コミを見ると「露天風呂が向かいの民家から丸見え」とか書かれてます（怖）。

そして博多はこちらですね。

博多駅近くですし結構良い値段。

いずれにしろ、自社の宿泊施設割引券を出すのなら具体的な施設は挙げて欲しいです。これだと魅力も伝わりづらいです。

何もかも行き当たりばったりの印象だ・・・。

株式データ

※2025年12月22日現在のデータです。

【株価】
891円

【年間配当予想】
15円

【配当利回り】
1.68％

【優待権利確定月】
12月

【配当+優待利回り】
8.42％
※500株保有時。