2022年2月14日の引け後、日本たばこ産業(JT・2914)が株主優待制度の廃止を発表しました。
この開示は悲しいですが、JTなりの誠意・工夫?は感じられるようです。
廃止される株主優待の内容
実際の優待廃止は2023年からです
開示をよく見てみると、2022年12月権利(2023年春に到着予定)の株主優待までは実施されるとの事。
ただし1年以上の継続保有が条件なので、対象は昨年末の権利を通過した方に限られるという点はご認識ください。
同時に増配も発表しています
2022年12月期の年間配当予想を150円と発表しました。
これは前期(2021年12月期)より10円増額となっています。
前々期(2020年12月期)の154円には少し及びませんが、1年前は段階的な減配すら心配する声も多かったので、いくらか安心できる材料ですね。
株式データ
※2022年2月14日現在のデータです(増配分を反映)
【株価】
2,347.5円
【年間配当予想】
150円
【配当利回り】
6.39%
株主優待の内容(2022年12月期が最終)
1年以上の継続保有で自社商品(即席めん・即席ご飯など)の進呈。
100株以上:2,500円相当
200株以上:4,500円相当
1,000株以上:7,000円相当
2,000株以上:13,500円相当
【優待権利確定月】
12月
【配当+優待利回り】
7.45% ※100株保有時。
管理人のコメント
ついにJTまでもが株主優待を廃止してしまいました。これは優待投資家にとっては大きなニュースでしょう。
しかし!超大型株だけあって優待目的の需要は相対的に小さいのではないか?と私は想像しています(半分願望)。
また配当金は増額となりますし、開示の中でも「配当等による利益還元に集約する」と宣言しているので悲観売りも少ないはず?
JTの一番の魅力は高配当である事ですもんね。
私も優待目的で手を出したものの、JTの配当の魅力にとりつかれている人間のひとり。優待が無くなったからと言って今回ばかりは即売りせず当面は配当を頂き続けようかなと考えています。
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