11月6日は、株主優待制度に関する開示が連続で発表されています。
その中でも、影響が大きい銘柄3社をまとめました。残念なニュースですが、ご確認を。
【改悪】日産東京販売ホールディングス(8291)
クオカード優待がもらえる最低株数や進呈金額が変更となっています。
従来の優待制度
300株以上:1,000円分
500株以上:2,000円分
1,000株以上:3,000円分
5,000株以上:5,000円分
今後の優待制度
500株以上:1,000円分
1,000株以上:2,000円分
5,000株以上:3,000円分
※5,000株以上を2年以上継続保有で5,000円分。
今まで300株で良かったのですが、500株が最低のハードルになってしまいました。
また既に500株保有していた方にとっては優待が半分…。
実は約2年半ぶりの改悪だった!
実はこちらの銘柄、2018年2月にも優待制度を改悪していました!
<参考:2017年までの優待制度>
100株以上:500円分
1,000株以上:1,000円分
10,000株以上:2,000円分
当時は1,000株以上保有の方にとって拡充ともいえるかもしれませんが、実際は100株ホルダーが大半だったはずなので改悪ですよね。
一度改悪すると再び改悪のループがやってくるパターンです。
株式データ
※データは2020年11月6日時点のもの。優待の改悪を反映しています。
【株価】
263円
【年間配当予想】
4円
【配当利回り】
1.52%
【配当+優待利回り】
2.28%
※500株保有時。
【改悪】ネツレン(高周波熱錬 5976)
改悪の内容
100株以上の保有で1,000円分のクオカードが頂ける事に変わりはありませんが、1年以上の継続保有が条件となりました。
しかも2021年3月の権利を頂くためには、2020年3月・9月とも100株以上を保有している必要があるとの事。つまり前回権利後に売却済の方は対象外となってしまいました。
後出しの改悪は株主の反発を招きますよ…。
株式データ
※データは2020年11月6日時点のものです。
【株価】
507円
【年間配当予想】
10円
【配当利回り】
1.97%
【配当+優待利回り】
3.94%
※100株保有時。
【廃止】りらいあコミュニケーションズ(4708)
概要
以前は「もしもしホットライン」という社名でした。一瞬怪しげな名前と感じる方もいらっしゃると思いますが、コールセンターの受託運営大手です。
従来、毎年3月末権利で(3年以上の継続保有が必要)魚沼産コシヒカリ4kgが頂けていましたが、2020年度で廃止となってしまいました。
優待を頂くハードルが高いのでクロスしている方は少ないと思われますが、配当もそれなりに良い銘柄だったので長期保有していた方も多いのではないでしょうか?
一応増配の発表を同時にしていますが、それ以上に優待負担が大きかったのでしょうね。
(お米は重量物なので配送料もかさむのだと思います)
株式データ
※データは2020年11月6日時点のものです。
【株価】
1,233円
【年間配当予想】
42円
【配当利回り】
3.41%
管理人のコメント
今回紹介した3社のうち、私はネツレンの株主です。
現物株を持ちっぱなしなので、このまま保有していれば来年3月も株主優待クオカードは頂ける予定ですが、一度損出ししたにも関わらず私のポートフォリオの中で含み損率上位に入る銘柄。
せめて配当利回りが良ければ我慢できますが、その配当金も徐々に下がっていますし、このまま業績が低迷して優待廃止なんてことにならないでほしい…。
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