2024年10月23日に新規上場予定の東京メトロ(東京地下鉄株式会社・9023)。
規模の大きなIPOで話題になっていますが、期待されていた株主優待の導入も早速発表されました!これでIPOの需要・注目度も更に高まりそうですね。
導入される株主優待の内容
株主優待は2種類あります。
株主優待乗車証
年2回、3月・9月末権利で保有株式数に応じ進呈。
10,000株未満の場合片道1回限り使える株主優待乗車証が、10,000株以上の場合期限内なら何度でも使える全線定期乗車証が進呈されます。
株式数 | 3月権利 | 9月権利 |
---|---|---|
200株以上 | 3枚 | 3枚 |
400株以上 | 6枚 | 6枚 |
600株以上 | 9枚 | 9枚 |
800株以上 | 12枚 | 12枚 |
1,000株以上 | 15枚 | 15枚 |
3,000株以上 | 45枚 | 45枚 |
5,000株以上 | 75枚 | 75枚 |
10,000株以上 | 1枚 | 1枚 |
関連施設の各種優待券
年1回、3月末権利、200株以上保有で進呈。
・EC サイト「メトロの缶詰」300円引きクーポン券1枚
(3,000円以上お買い上げの際、1年間何度でも利用可能)
・ 「地下鉄博物館」無料招待券5枚
・ 「そば処めとろ庵」かき揚げトッピング無料券(350 円以上ご利用の方に限る)3枚
・ ゴルフ練習場「メトログリーン東陽町」入場無料券 (平日限定)3枚
利回りはどの位か?
東京メトロの株価、想定価格は1,100円となっています。
その前提でまずは配当利回りから。
年間配当予想は【40円】という事ですので配当利回りは約3.64%(3.636363…%)です。そて優待利回りの計算を。
運賃はICカードを使うと距離に応じて178円~324円ですが、最高額の324円は郊外~別方面の郊外に向かわないといけないのでちょっと現実的では無いですね。
一つの目安として「新宿」または「渋谷」から「押上(スカイツリー前)」で検索してみると252円でした。
ここから利回りを計算すると・・・
【200株投資の場合、乗車証分のみ計算】
想定投資額:22万円
優待価値:1,512円(乗車証6枚分×252円)
⇒優待利回りは約0.69%(0.6827272727…%)
優待利回りはそこまで高くないですね。
あとは「そば処めとろ庵」のかき揚げがある意味魅力的なのでそれも利回りに入れても良いけど…1つ140円⇒3枚で420円分なので知れてます(汗)。
【利回りのまとめ】
200株保有の場合、総合利回り約4.38%
※東京メトロは保有株式を増やせば利回りが上がる、という訳ではありません。
管理人のコメント
株主優待目的のみで東京メトロ株を購入しても利回りに魅力は無いので正直微妙です。
ただ配当はそこそこあるので、東京メトロを定期券以外で乗車する方ならアリと言えばアリかな?定期的に東京観光をしたり、遊びに行く方も良いでしょうね。
なお東京メトロは新規上場なのに証券コードが「9023」とアルファベットが入っていないのは何故?と思った方もいるかもしれません。
その理由は、過去に東京メトロが社債を公募した事。その際証券コード9023が割り当てられたようですね。へぇ。
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