2021年3月18日、くら寿司(2695)より株式分割ならびに優待制度変更に関する開示が出てきました。
これに伴い翌日(3月19日)の株価は急騰しましたね。改めてその内容を確認しましょう。
株式分割について
2021年4月末を基準に、株式が2分割されます(2021年5月1日が効力発生日)。
株価が7,000円(1単元70万円)を超える水準なので、多少手が出やすくなりますね。
株主優待制度の変更について
従来の制度(2020年4月権利まで)
株主優待食事券の進呈。
100株以上:2,500円分
200株以上:5,000円分
500株以上:10,000円分
※希望により、優待券に代えて「株主優待品」の選択も可能(200株以上保有の方限定)。
今後の制度(2021年4月権利以降)
株主優待割引券の進呈。
100株以上:2,500円分
200株以上:5,000円分
400株以上:10,000円分
1,000株以上:20,000円分
※2021年5月1日を効力発生日とする株式分割後の株数を基準とする。
※株主優待品の選択は終了。
株式データ
※2021年3月19日現在のデータ。優待制度変更内容を反映しています。
【株価】
7,500円
【年間予想配当】
40円
【配当利回り】
0.53%
【優待権利確定月】
4月
【配当+優待利回り】
1.20%
※100株保有時。
管理人のコメント(優待制度変更内容のまとめ)
ちょっと分かりにくいですが、変更内容は以下2点です。
1.2021年4月末の権利確定時点では株式分割されていないが、分割されたものとして優待券を進呈(100株保有の場合、200株と読み替えて進呈される)。
2.従来は食事した金額分そのまま使える優待券だったのが、今後は実質半額割引券となる。但し金額が倍になるので利回りも倍増。
特に2番に関して、家族でよくくら寿司へ行く方だと利用できる金額が増えて優待拡充!と言えます。
しかし半額は支払いが必要となってしまったので、いつも無料で食事されていた方にとっては改悪ですね。
個人的には判断が難しい所ですが、どちらにしても利回りが悪い事に変わりないので私は華麗にスルー。かっぱ寿司の食事を楽しみ続けたいと思います。
コメント
今日優待券を受け取りました。最悪ですね。前回の優待券も使用の時に使えない、となり、開所に郵送して商品券に替えてもらいましたがその時の食事代は自腹。家の近くにあり、家族全員で株を買って優待券で食事をしていました。その時も500円未満の端数は現金払いでしたが。
今回2分割になった時、優待券は2倍もらえる、と喜び、が、そんなに多くは必要ないので一部は商品の交換してもらおう、と思っていたら、商品交換はできない、優待券も半分の金額でしか使えない。となると常に倍額か、端数も考えればそれ以上現金で支払わなければならない。どこが2倍になってよくなったんですか?それなら従来通り、100株で2500円の優待券を200株で2500円にしてくれたほうがずっと良い。もし2900円の支払いなら、今までは2500円を優待券で400円の現金か優待券で3000円分支払っていた。が、これからは1900円も現金払いになる。改悪である。株売られるんじゃないかな?
前回の偽造事件の時も会社は困ったかもしれないが、結局使えない、というお知らせが大々的ではなく自分のように支払いの時にわかった人結構いると思う。その人たちの支払い分は一回余分にくら寿司に入ることになる。会社の売り上げは得している。
自分にとっては改悪どころか最悪です。3月に変更内容のお知らせが出ていたとは知りませんでした。株のテレビや情報関係では倍額になる。としか、言ってませんでしたから。単純に喜んでいました。金額が倍になったら使いきれないので一部商品に交換しようと思っていた。これって結局倍以上現金で支払わないといけない。ってことになりますよね。1500円なら券は500円しか使えない。去年のも偽造で支払い時に現金使った。で。まだ大量に残っているのに。
清水様、2件のコメントをいただきありがとうございます。
今回改めてくら寿司の株主優待制度が変更になった際の記事を見回ってみました。すると、しっかり改悪と言い切っているブログと仰る通り利回りが向上する事がメインに謳われたサイトが混在しているようですね。
この辺、判断は個人によるのでしょうけどやはり私も清水様と同じく改悪と捉えています。
また、そもそも偽造品の温床となるフリマサイトなどで株主優待が出品できるのが問題なのかもしれませんが、企業側も出来るだけルール変更周知の努力はして欲しいですよね。
私も今後、優待情報は出来る限り事実に基づいて提供していきたいと思います。