2021年1月14日の引け後、住江織物(3501)が株主優待の新設を発表しました。
事前にヒントがあったのに~。油断しました。
株主優待の内容
毎月5月権利で、保有株数に応じ以下の優待品を進呈。
100株以上:700円分の自社製品
200株以上:4,000円相当のカタログギフト
1,000株以上:10,000円相当のカタログギフト
利回り面を考えると、ここで狙いたいのは当然200株以上のカタログギフトですよね?
そこで、開示で一例として掲載されていたギフトの内容をご覧ください。
4000円相当の商品、思った以上に豪華!
10,000円相当になると近江牛に毛ガニ・クラウンメロン!完全に高級ギフト品ですね。
貴重な5月権利銘柄、加えて総合利回りも高いので(株式データ参照)、これは狙いたいかも??
株式データ
※2022年1月17日現在のデータです。
【株価】
1,741円
【年間配当予想】
70円
【配当利回り】
4.02%
【配当+優待利回り】
5.17%(200株保有時)
管理人のコメント
今回の株主優待導入に関しては、よく見ると昨年12月21日に開示が出ていた「新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書」でも言及がありました。それがこちら。一番最後に記載されていました。
これに気付いて買っていれば…開示を隅まで見る事の有益性に改めて気づかされました。
なお同じ開示では、こんな記述もありましたよ。
株式分割も検討しているようです。
住江織物はプライム市場に上場したいと考えており、そのためには流通株式時価総額ならびに1日平均売買代金が足りない模様。
今回の施策は後者の売買代金向上を狙ったものとなっていますが、前者の流通株式時価総額対策は株式分割などが必要となりますので、今後の施策に注目してみましょう(株式売出しなんてないよね??)。
ただ気になる点としては、元々配当性向が高い銘柄なので今後この配当や優待制度が維持できるかというところでしょう。
プライム市場に上場する目的でかなりの大盤振る舞いですが、これだけの内容だと株主数の急増が考えられるので優待の負担も大きいはず。
実際に昨年は株主急増で優待を改悪したリブワークの事例もありますし、中長期的に続くかどうかは冷静に予測しておいた方が良いかもしれませんね。
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