2026年9月25日の夜、デジタルマーケティング事業などを展開するオーケストラHD(6533)から注目度が高い適時開示が発表されました。
その内容は「増配」、「株主優待制度の拡充」、そして「記念優待の実施」というインパクトのあるものでした。
【配当】普通配当で大幅増配!
まずは増配の内容から。
【2026年12月期の期末配当予想】
修正前:30円(普通配当25円+記念配当5円)
修正後:50円(普通配当50円+記念配当0円)
当初予定していた記念配当を取りやめた上で、普通配当の方を25円⇒50円へと一気に倍増させています。
「当社は、今回の配当予想修正について、上場10周年に伴う一時的な還元の拡大にとどまらず、株主の皆様に対する継続的かつ安定的な利益還元を一段と充実させるものと位置付けております。」と適時開示に記載されており、企業として株主還元を意識した内容となっています。
【優待】1年未満の保有も対象に!記念優待1万円を追加贈呈
株主優待制度についても拡充が行われます。
主な改定ポイント
- 継続保有条件の撤廃と長期保有時の優待増額
- 上場10周年記念優待の実施
オーケストラHDの株主優待は毎年12月権利で200株以上を1年以上保有するとデジタルギフト15,000円分、という内容でしたが、今後はこのようになります。
毎年12月権利、200株以上を1年未満保有でデジタルギフト15,000円分、1年以上保有で16,500円分に増額
そして2026年12月権利に限り、通常優待と同じく200株以上保有の条件でデジタルギフト10,000円分が追加進呈されます。
このところ優待クロス対策などで長期保有の条件を付ける企業が多い中、どうしても新規株主を増やしたいと考えてこのようにしたのでしょうね。
なぜここまで豪華に?今回の拡充の背景は…
これほど手厚い株主還元を実施した背景には、会社側の課題がありそうです。
それは「プライム市場の上場維持」。
同社は2026年3月31日に「プライム市場の上場維持基準の適合に向けた計画に基づく進捗状況」を開示しており、今回の還元策はその取り組みのひとつでは?と考えています。

具体的には流通株式時価総額を2025年末時点の36.0億円から、26年末には3倍近くの100億円にする必要があります。
単純に株価だけ考えると3000円以上まで引き上げないと無理っぽいですが‥

株価をそこまで上げられないのなら追加策で大株主の売却(立会外分売など)があったりするのかな?
いずれにしても12月の権利確定に向けて注目度は増していくでしょうから、買えるものなら早めに買ってみたいです。

しかし利回りが非常に高いため、権利落ち後の反動安など株価変動には注意が必要です。
株式データ
※2026年9月26日現在のデータです。
【株価】
1,228円
【年間配当予想】
50円
【配当利回り】
4.07%
【優待権利確定月】
12月
【配当+優待利回り】
1年未満保有:14.25%
1年以上保有:14.86%
※200株保有時、特別優待込みの利回り。



コメント