2023年9月11日の引け後、ブルーシートの製造・販売などを手掛ける萩原工業(7856)から適時開示が出てきました。
それが何とも悲しい【株主優待の廃止】です。
が、昨今のトレンドをよく見ての判断なのか、インパクトはだいぶ抑えられた内容となっています。
ちなみに社名の読み方は「はぎわらこうぎょう」ではなく「はぎはらこうぎょう」みたいです。
株主優待の廃止について
2026年10月権利を最後に現行の株主優待制度を廃止。2016年10月期より優待制度が実施されているので、ちょうど10年で終了です。
・・・という事で、2023年の発表ですので3年間も猶予をいただいた事になりますね。数年後の優待廃止予告と言えばオリックスを思い出します。
しかもこの日は同時に、好決算と自社株買いも発表しているので夜間のPTS株価は上げる形となりました。
もしかすると今後、業績動向によってはこのように数年後の廃止を予告するパターンがトレンドになるのかも?
この3年間のうちに優待分が増配でカバーされたら、優待目的の株主からの声も少なく済むでしょうし。
もうすぐ廃止となる株主優待の内容
保有株数と年数に応じ商品を選択する方式。
100株以上:1,000円相当
1,000株以上:3,000円相当
※3年以上保有で金額が2倍に増額。
2023年10月権利では、以下の中から選択できるようです。また金額の範囲内で好きな商品の組み合わせが選択可能です(例:100株を3年以上で2,000円相当の権利⇒クオカードを2点選択)。
【優待権利確定月】
10月
株式データ
※2023年9月11日現在のデータです。
【株価】
1,723円
【年間配当予想】
50円
【配当利回り】
2.90%
【配当+優待利回り】
3年未満保有:3.48%
3年以上保有:4.06%
※100株保有時。
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