2025年11月14日の引け後、国内最大級のクラウドソーシング会社と言われるクラウドワークス(3900)から何とも残念な適時開示が出てきました。
剰余金の配当(無配)及び株主優待制度の廃止に関するお知らせ
ズバリ、この見出しにある通り「無配転落」と「株主優待廃止」が同時に出てきました。
これがTOBやMBOによるものなら喜んで受け入れるんですけどね。そうじゃないのです。
配当金は前期(2024年9月期)の18円から0円に。

株主優待(300株以上を1年以上保有で10,000円分のクオカード)は2025年12月末権利をもって終了です。

本来配当性向30%以上を目安に配当を継続実施する事を基本方針としている所、「AIによるワーカー需要の変化と企業のオフィス回帰という事業環境の急激な変化」により多額の減損損失を計上する事となり、当期純損失となる見込みのため、このような結果となるようです。



特別損失が無ければ増収増益だったようですけどね。それなのに株主優待まで廃止するとは!
優待導入から1年で廃止、酷すぎる(管理人のコメント)
クラウドワークスは2024年8月に上場10周年記念の株主優待(300株で15,000円分のクオカード)実施を発表しました。

まあそれはあくまで記念優待なので良しとして、その後11月には「2025年からは1年以上保有でクオカード10,000円出しますよ~」と追加で発表していました。

で、今回の優待廃止の発表。1年以上保有を条件にしたから仕方なく1回だけ優待を出すことにしたのでしょうか。

これは個人的な感覚ですが、業績が回復したら(あくまで「したら」)また復活とか言いそうな気がするようなしないような??
復活したとしても信用できないですけどね。
たった1度でやめてしまうような優待なら最初から導入しないでくれと言いたくなりますね。株で損するも得するも個人の判断の結果ではありますが(-_-;)
株式データ
※2025年11月17日現在のデータです。
【株価】
799円

【年間配当予想】
0円
