2021年3月30日の引け後、前澤化成(7925)より株主優待制度の変更開示が出てきました。
タイトルに「拡充」とありますが、考え方によっては改悪という方もいるのではないでしょうか??
優待制度の変更内容
制度変更前(2020年9月権利まで)
100株以上の保有で、「新潟県産コシヒカリ3kg」の進呈。
※年1回、9月権利。
制度変更後(2021年6月権利より)
プレミアム優待倶楽部のポイントを進呈。
毎年6月、12月末の権利で、保有株数により半年ごとに以下のポイント数がもらえます。
保有株数 | 進呈ポイント |
---|---|
300株以上 | 3,000ポイント |
500株以上 | 6,000ポイント |
800株以上 | 8,000ポイント |
1,000株以上 | 15,000ポイント |
2,000株以上 | 20,000ポイント |
10,000株以上 | 30,000ポイント |
100,000株以上 | 50,000ポイント |
例えば300株を保有し続けていた場合、年間6,000ポイント頂けることになりますね。
株式データ
※2021年3月30日現在のデータです。
【株価】
960円
【年間配当予想】
35円
【配当利回り】
3.65%
【配当+優待利回り】
5.73%
管理人のコメント
変更点を再度まとめると、以下のようになりますね、
■プラスのポイント
・優待権利が年1回(9月)⇒2回(6月・12月)に増えた
・利回りが微妙に向上(お米の市販価格で比べた場合)
■マイナスのポイント
・優待制度が「プレミアム優待倶楽部」となった(改悪・廃止リスクが高いと推測)
・優待を頂くために必要な株数が100株⇒300株に増える
こちらのプラス・マイナスポイントを見て、人によっては「改悪では?」と感じる方も多いでしょうね。
確かにプレミアム優待俱楽部は幅広い商品から選択できて便利ですが、ポイントにも挙げたように、この制度を改悪・廃止する企業も多い事がネック。
また優待を貰うための金額が約10万円から30万円に上がってしまい、ちょっと敷居が高くなってしまったのが理由です。
企業としては株主数が増えすぎると優待費用が馬鹿にならないですし(約3万人の株主がいます)、お米の調達も大変なので仕方ないですが、プレミアム優待俱楽部とは…。
恐らく株主数の減少を狙っているのでしょう…。株主数が変わらない場合はちょっと怖いです。現状の3万人、憶えておいて損は無いかも。
早速PTS株価は上昇していますが、私は現状の100株保有で様子を見て買い増すか・利確するか検討したいと思います。
ちなみに昨年までの優待内容は過去記事を参照ください。
コメント