2023年10月13日の引け後、タイトルの通り投資額3,600円ほど、たった1株買うだけで年2回頂けてしまう株主優待の新設が発表されました。
具体的な中身が発表されていないので物凄く気になりますが、リスクもそんなに無さそうかな??
ラストワンマイル(9252)株主優待導入
新生活における電気ガスの契約手続き代行やコールセンターを用いた営業活動などを手掛けるラストワンマイル。こちらから出てきた優待制度はこちらです。
保有株数に応じ、半年以上の保有を条件に毎年2月・8月末の年2回権利でギフト券の進呈。
1株以上保有:1,000円分
100株以上保有:5,000円分
1株から頂けるというのが今回の株主優待のポイントですね!
投資額数千円で収まるので気軽に参加出来るしリスクも最大数千円。ちゃんと優待が出て来るならリターンもしっかりなのでOKですね。
具体的な内容は?
導入発表時点では「ギフト券」としか発表が無いので非常に気になっていましたが、その後IR担当のX(Twitter)アカウントから発信がありました。
クオカードやAmazonギフト券などの汎用的なものが出て来るのですね。美味しすぎるぞ!
また開示をよく見ると「メールアドレスに配布」とあるので少なくともクオカードの現物という事は無さそう。
となるとこの中のどれかかな・・・?
・Amazonギフト券
・クオカードPay
・ギフティのデジタルギフト(自分で複数から選択・交換可能な物)
⇒その後Amazonギフトカードの配布と決まりました。
お得過ぎて沢山の株主が集まり、結果すぐ改悪・廃止と言うリスクも出てしまうレベルです。
しかしその後、またしてもIR担当アカウントからこんな発信が!!
【IR担当のポスト(ツイート)より】
株主優待のIRについて、「1株で優待だして大丈夫?」「会社の利益大丈夫なの?」 このようなお声をいただいておりますが、 当社としては問題無い範囲であると考えております。
まず、優待の条件として、第1回目は2023年8月と2024年2月の2回、第2回目は2024年2月と2024年8月の2回連続で、株主名簿に同一株主番号で名前が記載されること(連続6か月以上継続で保有の確認が出来ること)となっております。
その上で、当社の現状の株主構成、IR公開後の増加する株主数等を総合的に勘案して費用を算出し、およそ売上高の0.1%以内と見込んでおり、当社の利益計画に与える影響は軽微であると考えております。
え、優待費用が売上高の0.1%以内??
今はTOBにより優待廃止となってしまいましたが、超豪華な1株優待を導入した東京日産コンピュータシステムは一瞬のうちに76,000名近くの1株株主が増えました。
もしこの半分、38,000名の1株株主が増えたとすると、年間2,000円×38,000名で年間7,600万円の経費が必要となります。
かたやラストワンマイルの売上高は2024年8月期予想で101億円。
つまり経費率は7,600万円÷101億円=約0.75%!
0.1%で抑えようと思ったら、株主数は5,000人ほどしか増えてはいけない計算です。しかしこんな優待出してしまうと、そんなの絶対あり得ないでしょうね~。今後雑誌などで紹介されたらもっと株主は増えるでしょうし…。
※優待は実質2024年11月から出て来るようなものなので、実際は2025年8月期の売上高ベースでの計算が必要です。そこだけご認識ください。
恐らく優待を2,3回ほどいただければどう転んでもプラスとなりそうなこの案件、とりあえず買ってみるか!
エリアクエストの再来となるか、もしくは東京日産コンピュータシステムのような予想外の結末となるか必見!!
株式データ
※2023年10月13日現在のデータです。
【株価】
3,365円
【年間配当予想】
0円
【配当利回り】
0%
【優待権利確定月】
2月、8月の年2回
【配当+優待利回り】
59.44%
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