2021年1月28日の引け後、ピーバンドットコム(3559)より、株主優待制度の廃止に関する開示が出てきました。
これは個人投資家の気持ちを逆撫でする案件ですよ…!
廃止となった株主優待の内容
クオカードの進呈。
100株以上:3,000円分
悪質:株主優待新設から廃止までの流れ
【優待新設】2019年11月11日
このタイミングで、今まで無かった優待制度を導入。
総合利回りは一気に約3.5%(当時)まで高まりました。
なお優待の内容は、先述の通りクオカード3,000円分。優待権利確定月は年1回、3月末のみです。
【東証一部上場発表】2019年12月18日
この日にマザーズから東証一部への市場変更を発表。
株主優待導入で時価総額と株主数を増やす。ここまではよくあるパターンです。
※その後2020年3月末の株主に対し、初めての株主優待クオカード(3,000円分)の権利を付与。
【優待廃止】2021年1月28日
ここで、今回出てきた株主優待制度廃止の開示。
⇒優待進呈は1度限りという結果になりました。
管理人のコメント
今回、株主優待廃止と同時に増配(5円⇒8円)・また業績の下方修正も発表しています。
もちろん業績面から仕方なく優待廃止…という面もあったのかもしれませんが、個人投資家からすれば一部上場目的の優待導入だったと感じるのは間違いないですね。
過去には「導入から5か月でクオカード優待の廃止を発表」したエリアクエスト(8912)の例もありますが、豪華すぎる優待(特にクオカードとプレミアム優待倶楽部)には気を付けないといけない、という事を再認識させられました。
安易に飛びつくと、いいように会社に使われる形となってしまうケースがあるという事ですかね…。
株式データ
※2021年1月29日現在のデータ。今回の制度変更(増配・株主優待廃止)も反映済みです。
【株価】
979円
【年間配当予想】
8円
【配当利回り】
0.82%
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