今回は株主優待銘柄ではないのですが、2021年8月31日の引け後に出てきた、優待投資家でも思わず二度見した開示内容を紹介します。
驚きの増配!
その開示を出してきた企業は「明和産業(8103)」。石油製品や樹脂製品などを販売している三菱グループの化学系商社となります。
タイトルの通りビックリするような増配を出してきたのですが、その金額がこちら。
【配当金】
前期(2021年3月期)実績:15円
今期(2022年3月期)予想:22円
そんな中で今回の修正予想が、、、
なんと115円(中間47円・期末67円)!
発表日の株価終値が467円でしたので、そこを基準とすると配当利回りは驚きの24.6%!
なお、仮に3営業日で連続ストップ高となっても利回りは相当高いです。
・9月1日:利回り21.0%(株価547円)
・9月2日:利回り17.8%(株価647円)
・9月3日:利回り11.0%(値幅4倍で株価1,047円)
管理人のコメント
どうやらこのあり得ない増配を行う原因は、明和産業が今後プライム市場に残るための作戦だと言われているようですね。
「流通株式時価総額」という基準が100億円に達しないとプライム市場には残れないのですが現状は不適合。そのため一気に配当を出して株価を上げてしまおうと考えたのでは?いう事です。
プライム市場ってそんなに魅力的なんですね。
なお気を付けておきたいのが、今後もこのような配当が出るかどうかは別という事です。
上記の業績予想をご覧になると分かるように、通期業績の1株あたり当期純利益は50円に満たない水準。それなのに115円もの配当を出すのは相当無理がありそうです。
株式データ
再度株式データとして数値を記載しておきます。
※2021年8月31日の終値で計算。今回の増配を反映しています。
【株価】
467円
【年間配当予想】
115円
【配当利回り】
24.6%
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