2023年8月10日、この日は3月決算企業の第1四半期決算が大量に出てくる1日でした。
となると同時に出てくるのが株主優待に関するお知らせ。
その中でも悪い意味でインパクトのあるものを1つご紹介します。
JFLAHD(3069)株主優待を見送り
乳製品の生産や加工や食品卸などを営むJFLAホールディングス。
8月10日に決算を発表したのと同時に出てきた優待見送りのアナウンスが株主にとっては非常にショックなものに。
【参考】見送りとなる株主優待の内容
3月、9月の年2回権利で保有株数に応じ以下を進呈。
500株以上:3,000円相当の商品or食事券等(①)
1,000株以上:(①)を2点もしくは6,000円相当の商品or食事券等
2,000株以上:15,000円相当の商品or食事券等
この銘柄はコロナ前から赤字を出していましたが4期ぶりに営業黒字予想となり業績面で光明が見えてきたようです。
しかし財務体質改善などの理由で株主優待の方を当面見送りとする事となりました。
これまでの業績を考えると、今までこんな優待がいただけた事が奇跡のようなものかもしれませんが…。
ある意味、このタイミングで休止すれば株価への影響は少ないと踏んだのかも??
株価への影響は大きいか?
最終的にどうなるかは記事公開時点では分かりませんが、同日のPTS株価は一気に下落。
東証の終値328円に比べ78円も安い、250円(-23.78%)となりました。しかもPTSの出来高は日中市場の出来高(57,000株)の約6倍近くの333,000株。
この銘柄は優待目的の個人株主に支えられていると言う状況が、そしてその個人株主が一気に投げ売りする状況がよく分かったような気がします。
優待だけで株価が維持されている銘柄はこれがあるので要注意ですね。
と言いながらついつい買ってしまうのが私の悪い癖。この銘柄は持っていませんでしたが指値を入れていたので危なかった!
注目!優待再開時期も記載されています
今回の優待見送りのお知らせには、具体的な再開の時期が記載されていました。
それがこちら。
2026年3月末まで当面見送り、つまり26年9月から再開??
3年後までこの記憶が残っているか物凄く不安ですが、優待再開の発表までに仕込んでおく戦略もありかも??
株式データ
※2023年8月11日現在のデータです。
【株価】
328円
【年間配当予想】
0円
コメント
JFLA。かつての悪名高きアスラポートの前身ですな。
自分はここに酷い目に遭わされたので二度と関わるまいと絶縁してました。
今までも改悪や仕様変更等沢山あったと思います。
今更ですが逆によくここまで優待出してたのが不思議な企業ですね
自分的には今世間を騒がせているビッグモーターと何ら変わらないレベルなので、やっぱりかという印象しかないです。
おのじさん、こんにちは。
記憶が薄くなっているので調べてみると、ここは以前一度改悪し、そんなに時間が経たない間に元に戻しているようですね(更にその前は私も調べ切れませんでした)。
私は気になりながら結局一度も株を買うことなく今日に至っており、2年半後くらいに株価低迷中だったら買ってみようかと思ったのですがちょっと躊躇してしまいますね。社風も調べてから本当に購入するか検討したいと思います。